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秋田県経営品質賞

表彰理由

 秋田トヨタ自動車株式会社は、企業を取り巻く環境が大きく変化しているときこそ確固とした理念をもって進むべき道を極めていくことが重要であるという認識のもと「より優れた車とその周辺商品の販売とサービスを通じ、お客様により安全で快適なライフを提供することにより社会に貢献する」を経営理念に掲げ、お客様に"ベストカーライフ"を送っていただくために、社員自身がお客様の"ベストパートナー"になることを目指し、全社的な経営革新に取組んでいます。審査において評価された主な点は次の通りです。

(1)組織の変革を強力に推し進める経営トップのリーダーシップ
 経営トップは、就任時から社員が自立的、自発的に考えて発言できる環境を整えることが必要と考え、店長会議や経営会議の内容を全員に開示すると共に、「店舗全員ミーティング」を設け、社内に"対話の風土"が醸成できるような場作りを行っている。また、会社方針を社内に浸透させ、目指す姿を全社員に理解・共有してもらうことが大切と考え、経営トップ自らが先頭に立ち店舗訪問を計画的に展開するほかに、全店舗の活動状況やクレーム・トラブルに対する対策についてコメントを加え、その内容を社内インフラを活用し毎日開示している。加えて、2007年度の中期3カ年計画策定では現場代表として店長を検討メンバーに加えたり、現場社員の発想や創意工夫提案制度での発案を戦略に反映するようにしている。このような経営トップによる社員の自主性を重んじた各種取り組みは、知識創造の主役となる社員の意欲と能力を最大限に発揮し、生き生きと働ける環境を着実に整え続けていると考えられる。

(2)ビジネスパートナーと共に顧客や地域社会との親密性を高める体質改善への取組み
 お客様に安全で快適なカーライフを提供するためには、社員一人ひとりが「常にお客様視点に立った会社」になることが必要との認識に立ち、トヨタ自動車と一体となり実施している「CSアンケート」に加え自社独自に「お客様の声BOX」「整備後の調子伺い」などのお客様の声を聴くプロセスを創り、お客様の声に真摯に応えることによりお客様との親密な関係を高めようとしている。また、お客様との末永い信頼関係の構築に大きな影響を及ぼすアフターサービス力の強化にはトヨタ自動車と、安心をお届けするには損害保険会社と、部品などの装備品については部販会社というように、ビジネスパートナーと一体となって顧客視点に立った価値創造に取り組んでいる。加えて、経営理念で目指している「社会的責任」の展開として、トヨタ販売店協会の推薦による「トヨタ販売店CSRガイドライン」に一段高い独自の「目指すCSR」を設定したり、企業活動を通じて取得・蓄積した技術やノウハウを地域社会に還元するなどして、社員に価値ある会社で働いていることを誇りに持ってもらえるような活動を展開している。

2008年3月25日 秋田県経営品質協議会
委員長 三浦 亮


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